切り絵作品を完成させた後、どの様に保存していますか?
保存方法によって作品の寿命は大分違ってきます。
ですが、保存方法についてはあまり知らない人が多いのでは無いでしょうか。
今回は、そんな方の為に切り絵作品の保存方法について説明します。
この記事を最後まで読んで頂ければ、貴方の作品は、もう大丈夫!
是非参考にして下さい。
切り絵の保存方法で実施する5つのこと
紙が劣化する事を貴方は知っていますか?
「え、劣化?」と思いますよね。
学校の図書館、又は古本屋などで以下の様な紙の状態を見た事ありませんでしょうか?
- 茶色く色褪せている紙
- 反り返ってヨレヨレになっている紙
この様な状態の紙になった原因は紙の劣化によるものです。
では、なぜ紙は劣化するのでしょうか?
それは下記3つが原因になります。
紫外線
湿度と温度
チリやホコリや手垢
さまざまな用途で用いられる紙ですが、切り絵作品も紙ですよね。
その為、何も知らずに放置してしまうと、どうしても作品が劣化してしまいます。
「じゃ、どうすれば紙の劣化を防ぐ事が出来るの?」と疑問に思いますね。
劣化事態を止める事は出来ませんが、遅らす方法として下記2点について説明していきたいと思います。
- 保存方法
- 予防方法
2つについて下記で詳しく説明していきますね!
保存方法
どんなに、良い保管方法でも紙は自体は、どうしても劣化していしまします。
その為、大切な作品を守る為には
如何にして劣化を遅らせるか
が大事になりますね。
では、どの様にすれば劣化を遅らせる事が出来るかですが、それについては上記でも説明した3つの要素を限りなく除去する事ですね。
- 紫外線除去
- 湿度と温度除去
- チリやホコリや手垢の除去
上記の3つの方法に対して詳しく説明していきます。
紫外線除去
作品を、そのままむき出しで保存してしまうと、どうしても蛍光灯や太陽の光を浴びてしまいます。
紫外線を浴びる事で、紙が劣化してしまうので、紫外線の除去の為に光を遮断出来る箱に保管しましょう。
湿度と温度除去
紙に取って、湿度と温度は天敵です。
高温であり、多湿の様な場所に保存してしまうとカビが発生して紙の劣化に繋がりますね。
では、紙の適温適湿はどれくらいなのでしょうか?
それは
温度20度前後
湿度60%前後
ですね。
限りなく上記の温度と湿度に近い状態の場所で保存する事でカビの発生を抑える事が出来ます。
チリやホコリや手垢の除去
経年によってチリやホコリが蓄積します。
また、自身の作品を触るだけで手垢が付きますね。
その蓄積したもの栄養分となってカビは繁殖するため、書籍にはほこりがたまらないようにすることが重要です。
自身の気に入った作品などはカビの栄養分となる皮脂がつかないように手袋をして取り扱うと防止効果が上がりますし、保管場所等を定期的に掃除する事で作品にチリやほこりが付かない様になりますので、結果的に紙の劣化を遅らせる事が出来ますね!
予防方法
上記では、紙の保存方法について説明しましたが、「せっかく作った作品を保存するのもな・・・」と思いますよね?
出来れば、いつでも見られる場所に飾りたいと思う事でしょう。
そこで、紙の劣化を防ぐための予防方法についても説明しますね。
その方法としては
- 紫外線が極力当たらない場所に飾る
- ラミネート加工
です。
以上2つについて詳しく説明していきますね。
紫外線が極力当たらない場所に飾る
こちらは、上記の保管方法にも説明しましたが、極力光を当てない事が紙の劣化を防ぐ事が出来ます。
その為、部屋に飾るのでしたら遮光カーテンを付けたり、何か物の影になっている所に飾る事をオススメしますね。
ラミネート加工
切り絵作品をラミネート加工する事で、紫外線やチリやほこりをカットするが出来ます。
「ラミネート加工・・・?何だか難しそう・・・」や「専用の機械とか必要なのかな・・・?」と思いますねよね?
安心して下さい。
100円ショップにラミネート加工用のフィルムがあります!
なので、大体5~6枚入りで売られていますので、たった100円で自身の5作品程をラミネート加工する事が出来ますのでオススメですね。
この様に、上記の方法で保管あるいは予防をする事で自身の作った作品を少しでも良い状態に保つ事が出来ますので、是非参考にして下さい!
まとめ
今回は完成した切り絵作品の保存方法についてまとめてみました。
- 紙の劣化を止める事は出来ない
- 劣化に繋がる3つの要素を除去する事が大事
- 飾る場合はなるべく太陽光等に当たらない場所にする
- ラミネート加工する事で3要素をカットする
自身の気に入った作品であれば、少しでも長く楽しみたいと思います。
1つ1つ実施するのは手間かもしれませが、太陽光に当たらない場所に飾るについては意識した方がいいでしょう。
また、完成後にラミネート加工をするのはオススメですので是非お試し下さい!
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