消しゴムはんこって知っていますか?
文字だけ見て大体の想像は付くと思いますが、今の消しゴムはんこは皆さんが考えている以上に凄い事になっております。
そんな消しゴムはんこですが、いつ頃出来たか分かりますか?
今回は消しゴムはんこが出来上がり、流行り出した期間の間にどの様な出来事が起きたかの歴史について説明していきますので、この記事を最後まで読んで頂ければ消しゴムはんこが何故人気になったのか分かりますので是非読んでみて下さい!
消しゴムはんこっていつ頃出来たの?
消しゴムはんことは、消しゴムに図案の紙を貼り付けてアートナイフ等で彫っていく事で溝が出来、その溝と出っ張り部分にインクを付ける事で切った図案通りの絵がハンコになるものです。
そんな消しゴムはんこですが、いつ頃出来たか知っていますか?
こちらは、昭和中期ごろになりますね。
その頃より子供たちの間で親しまれていてそれが徐々に知名度を増し2005年~2007年頃に一気に知名度が上がりました。
消しゴムはんこの歴史!2回流行した理由とは?
消しゴムはんこの詳しい歴史について説明していこうと思いますが、その前に消しゴムがいつから出来たか軽く説明したいと思います。
今から説明する話は誰もが何となく聞いた事があると思いますが、昔、消しゴムがまだ無い時には食用のパンを用いて消していました。
その後、ゴムには紙に書いた鉛筆の文字を消せる事が分かり、1772年頃にロンドンにて消しゴムが市販される様になります。
日本では、それから約100年後の1886年頃に消しゴムの製造が開始されました。
以上が消しゴムが出来上がるまでの歴史になります。
それでは次に以下の順番で消しゴムハンコの歴史を紹介していきます!
- 1959年 プラスチック字消し
- 1985年 ナンシー関
- 2005年~ 消しゴムはんこ流行
- 2011年~ 再び消しゴムハンコに注目が集まる
1959年 プラスチック字消し
プラスチック字消しとは消しゴムはんこを作る際に使われる消しゴムですが、1959年に日本で作られました。
こちらは、実際には【ゴム】では無い為消しゴムとは言わず、プラスチック字消しと呼びますが、一般的には消しゴムと呼ばれています。
現在の小学生などが使用している消しゴムのほとんどがこのプラスチック字消しを使用ていますね。
この年代に消しゴムはんこに使用する材料が出来ていたんですね。
次は消しゴムはんこ作りのパイオニアであるナンシー関さんについての説明です。
1985年 ナンシー関
ナンシー関さんは、世の中に消しゴムはんこを広めたパイオニアであり世界初の消しゴム版画家でもありました。
1985年に消しゴム版画イラストレーターとしてデビュー。
著名人の似顔絵を消しゴム版画で製作したりと作成した消しゴム版画は5000個以上。
彼女の数々の作品により世の中に消しゴムはんこが広まりました。
この後、2005年から消しゴムはんこが流行する時代が始まります。
では何故有名になったか下記で説明しますね。
2005年~ 消しゴムはんこ流行(1回目)
2005年頃から消しゴムハンコがかなり流行し始めました。
それでは、何故いきなり流行したのでしょう?
流行したキッカケは2002年にナンシー関さんが逝去したことにより消しゴムハンコが注目されたからです。
ナンシー関さん逝去後、消しゴム版画家である山田泰幸さん、津久井智子さんなどが消しゴムハンコについてメディアや本を出版などをして一気に注目度が上がりました。
その後は、また人気が徐々に下降気味になりますが、再び再度注目が集まります。
2011年~ 再び消しゴムハンコに注目が集まる(2回目)
2010年頃から再び消しゴムハンコが徐々に注目を集める様になりました。
その理由は2010年12月【JESCA日本イレイサースタンプ協会】設立です。
こちらのJESCA日本イレイサースタンプ振興会 はイレイサースタンプ(消しゴムはんこ・消しゴムスタンプ・消しゴム印)などの技術の普及と振興を目的として作られました。
それにより2013年には全国20箇所にJESCA消しゴムはんこ友の会が作られ、2014年には日本最大の消しゴムハンコの講師団体にまでに成長します。
JESCA日本イレイサースタンプ協会は技術の普及と言う事もあり、プロやセミプロを目指している方やスキルを磨きたい人、才能を伸ばしたい人、ビジネスのノウハウを修得したい人のためのサポート制度として【JESCA消しゴムはんこ技能認定制度 】を作りました。
この様にESCA日本イレイサースタンプ協会の様々な活動により再び消しゴムはんこが注目を集めます。
また、現代になっても、消しゴムはんこを作る人が増えている理由はインターネットの普及により動画サイトやブログなどで消しゴムはんこを知る機会が増えているからではないでしょうか。
まとめ
今回は初心者にも分かり易い様に消しゴムハンコの歴史について説明しましたが、いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事を簡単にまとめると
- 消しゴムハンコは昭和中期からある
- 元々は子供達の間で親しまれていた
- 消しゴムハンコが流行った理由には色々と理由があった
- JESCA消しゴムはんこ技能認定制度という消しゴムハンコ作りの知識、技術の試験がある
以上になります。
私たちからしたら、とても身近にあった消しゴムでしたが、調べてみると色々知らない事が多かったですね。
また、消しゴムハンコがそんなに昔からあったのに驚きますが、その技術が今でも伝わり、更にはどんどん進化しています。
現在は、YouTubeやSNS、ブログ等が普及しており、これからますます注目を集めていく事でしょう。
材料等も安価なので興味ある人は一度挑戦してみて下さい!
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