切り絵初心者や切り絵を始めようと考えている方であれば切り方のコツや気を付ける点、又はどの様に紙を切れば良いか分かりませんよね?
そこで、今回は紙を切る時に、気を付ける点として下記の3つについて説明したいと思います。
- 直線の切り方
- 円の切り方
- 仕上げは合流する様に切る
この記事の最後にはアートナイフの扱い方のコツについても説明しますので、是非参考にして下さい!
切り絵の直線の切り方
直線を切る際に気を付ける点は、常に自分に向かって来る様に切る事ですね。
アートナイフやカッターなどは一方方向しか切れない構造となっています。
その為、自身の体に向かって切るのでは無く、斜めに切ってしまうと、上手く切れなかったり、切れたとしても、綺麗な断面図にならない場合がありますので、切る際の基本はどんな時でも常に自分の体に引き付ける様に切って下さい。
これは、直線を切る際の注意点と言うより切り絵全般に言える事ですので、切り絵初心者の方が一番最初に覚えた方が良い切り方でしょう。
切り絵の円の切り方
円を切る場合、アートナイフやカッターを円にそって動かすのでは無く、紙を回しましょう!
アートナイフだけを回してしまうと、上記で説明した通り、自身に向かって切るのでは無く、斜めに切ったりするので、非常に切り辛く、切った際の断面図が非常に汚かったり、そもそも上手く切れません。
ですので、切り方は先程同様に、常に自分に向かって切る様にして下さい。
「え?でも、そしたらどうやってカーブとかの曲がり部分を切ればいいの?」と思いますよね?
そこで、アートナイフではなく紙の方を回して常に切りたい部分が自分の正面に来る様に移動させるのです。
紙を回す際は、アートナイフの刃を紙に突き刺したまま、少しずつ回して切るのがオススメですね!
また、紙が大きすぎて回す事が出来ない場合は、自身が動いて態勢を変えて切るのがいいでしょう。
切り絵の仕上げは合流する様に切る
例えば、画像の様に四角形を切り抜くとしましょう。
その場合は、最終的には②の様に四隅の角を合流する様に切っていきます。
「ん?どういう意味?」と考えると思いますのでもう少し詳しく説明していきますね。
画像の様な四角形を切る際は下記の順番で切ります。
①の様に一定方向に切って行く
②の様に合流する様にして四隅の角を切って行く
①の方法で四角形を画像の様に一定方向に切りますが、それだけでは不十分なのですが、何故か分かりますか?
この①の方法だけで切った場合、切り抜いた紙を剥がそうとすると四隅の角が上手く切れていない場合が多々あるからです。
切れていないのに、無理やり引き抜こうとすると、他の細かい箇所などが破れてしまいますので注意して下さい。
その為、①の方法で切った後に仕上げとして②の方法で四隅の角を合流する様に切ってあげましょう。
四隅の角である赤丸部分を画像の様に合流する感じで切る事で①の方法だけでは上手く切れなかった角部分を完全に切る事が出来、綺麗に剥がす事が出来ます。
以上が初心者が意識する3つの事になりますね。
初心者であれば、今、説明した3つを意識するだけで、凄い綺麗に作品が切れる様になりますので、是非参考にして下さい!
切り絵で紙を切る際のアートナイフの角度について
切り絵の切り始めと切り止めの際はアートナイフを垂直くらいに立てて刃を押し込みましょう。
綺麗に切っているつもりでも、切り始めと切り止めの際はアートナイフが甘く刺さっている事が多い為綺麗に切断出来ない原因になります。
その為、切り始めはアートナイフの刃を垂直になる様に意識して紙に刺してから、刃の角度を自分の好みに戻して切りましょう!
そして、切り止めの時も刃を立てて意識的に突き刺して下さい。
そうする事で、目には見えない切り残しを無くす事が出来ますのでオススメです!
まとめ
今回は、切り絵の切り方で初心者が意識する事についてまとめてみました。
- 直線を切る時は常に自身の身体に向かって切る様にしよう
- 円を切る時は紙を回しながら切る様にしよう
- 仕上げとして合流する様に四隅を切る様にしよう
- 切り始めと切り終わりはアートナイフを意識的に刺し込む様にしよう
切り絵初心者や切り絵をこれから始めてみようと考えている人であれば上記4つを意識して切る事で上手く紙を切る事が出来ますのでお試しください。
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